GURE GROOVE → 著作紹介 → 『ポルトガルの四月』(ハヤカワ・ミステリワールド)
気がかりな夢から、頭痛とともに目覚めると、男は記憶を失っていた。そばには炎上するバスと見慣れない少年。さらにそこは言葉の通じない外国だった。俺はここでなにをしようとしていたのだろう? 少年とともにヨーロッパをさまよいながら、男は徐々に自分の過去と犯罪を思い出してゆく。どういうわけか、くさい食べ物を食うと記憶が蘇るのだ。味覚と記憶の深淵に切りこむ、奇妙な味のクライムノヴェル。
『(ハヤカワ・)ミステリマガジン』(早川書房)2007年10月号~2008年9月号
「五感シリーズ」の6作目です。今回のテーマは「味覚」。